こちらは、梨地に仕上げた雲井が金色に煌めく本鼈甲の髪飾りとなります。 鼈甲の散斑模様の上を螺鈿金蒔絵で埋めるようにびっしりと草花が描かれております。 絵柄は竹や梅、菊、蔦など、おめでたい図柄が選ばれ豪華にして格調の高い雰囲気があります。 このような螺鈿尽の鼈甲製品は、非常に美しいですが、手間がかかり、現在作り手の少なくなっており、昔の品の方が細やで、良い品物はだいたい50年程度経った物の中に多くあります。 それ故、螺鈿や鼈甲の状態が良い品は少ないです。 こちらは螺鈿の状態が良く、絵柄も美しく、素晴らしいとと思います。 また、鼈甲の散斑を使用しておりますが、散斑模様に螺鈿金蒔絵を描くことで、白甲部分を綺麗に残すことで普段使いの散斑甲を、白甲のかんざしと同等に格上げがなされております。（格上げ　小紋に紋付羽織を着るなど使用するにあたり、着物の格を上げるためのテクニック） 故に、結婚式などにお使い頂けるのではないかと思います。 使い方は、お団子の上に被せます。　 多少毛先が跳ねていてもカバーしてくれる、元祖和風マジェスティです。 25000 23000 桐箱　お付けいたします。