コレクターに、又あまり他の人が持っていない珍しい駒を探していらっしゃる方にお勧めします。 (将棋駒) 将棋好きな方なら一度は耳にした事があられると思いますが将棋駒整形が鉈斬りによる物で、非常に珍しく貴重な駒だと思います。他を捜してもなかなか鉈斬りの駒は見つからないと思います。 また名幸作の紅梅書については、色々調べてみましたが、よく分かりませんでした。 只駒権さんの香梅書などとも少し違います、だがなかなか良い書だと思います。 　近年は基本駒整形は殆ど機械による物で、駒の格付け別に素晴らしい制度で狂いのない整形がなされていますが、この駒は、駒の最初の削り出しから駒師による鉈での整形がなされているものと思われます。 特に駒の厚みにばらつきが見られます、それが如実に飛車に見てとれます。2枚を並べても厚みが違いますし、 歩兵の厚みより薄くなっています。 　古い大阪彫駒の特徴がよく出ていて、例えば金将の駒の大きさが銀将よりかなり大きく角行や飛車の駒と同等あり、堂々としています。 古くは金将が銀将に比べ格上の駒として扱われていた事による物だと聴いてます。 他の駒も微妙に整形にばらつきが見られます。 時代を感じるこの駒、駒を並べる時から又指し味にもなんとも言えない味わいを感じます。 手入れとしては汚れを落とし、汚れ防止の為蜜蝋を薄く塗布し瀬戸磨きをしました。 経年により本当の黄楊の色と艶が出てスバラシイ駒だと思います。 (駒箱) 円形の駒箱で、その蓋には三葉葵の紋章が彫られています。また本体部には3ヶ所に三葉葵の紋章が彫られています。 　材質は不明ですが非常に硬い材質で、一つの木魂から全て(蓋との段差、底部等)削り出しによる整形がなされています。 また細部まで丁寧な彫等匠の技が見て取れます。 手入れとしては汚れを落とし、汚れ防止の為蜜蝋を薄く塗布しています。 直径　約11、5cm 高さ　約5、7cm (駒袋) 駒袋は、この駒箱に合わせて自作しました。既製品の駒袋では蓋が閉まりませんでしたので。 それなりに良い感じだと思います。 ※ 桐の駒箱は撮影用ですので付きません。 ※ 品ですので購入後の返品には対応出来ませんのでよろしくお願いします。